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岡崎慎司も闘犬になりセビージャ撃破。
「おとぎ話」に続編があった! (4ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO

 試合後の岡崎も、勝因について次のように語った。

「きつかったですけど、ここ2試合(リバプールとハル・シティ戦)でできたことが、(今日の試合でも)できたってことだと思います。『こうやって自分たちは優勝してきた』ということを思い出せた部分が大きかった。

(ラニエリ前監督が率いた今シーズンも)僕は『勝っても負けてもいいから、もっと(戦い方を)はっきりしてやろうよ』と強く思っていた。もし、この試合で負けていたとしても、全然ネガティブじゃない負け方だと思うんですよ。PKを決められて1-2になって負けても、『いや、よくやった』という雰囲気になると思うんです。

 これまでは『引いてカウンター』しかない状況だった。(優勝した昨季は)『ビビらずに行って、負けてもそれでレスターらしくていいやん!』みたいなところがあって、それが今はできている。これを貫くということだけですね」

 試合終了のホイッスルが鳴ると、ベンチにいた岡崎は一目散にピッチへ飛び出し、仲間と8強進出を喜んだ。DFクリスティアン・フックスとDFダニー・シンプソンはひざから崩れ落ちて安堵し、PKセーブでチームを救ったGKカスパー・シュマイケルは、DFウェズ・モーガン、DFロベルト・フートのセンターバック陣と熱く抱擁を交わしていた。

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