EURO2016直前の珍データ。自国開催時のフランスより勝率が高い国はどこ？ (5ページ目)

　そのうえ、近年のルーマニアにとって、フランスは最大の“天敵”となっている。公式戦では1994年、EURO1996予選で初めて顔を合わせて以来、８戦連続勝ち星なし。親善試合を含めた国際Ａマッチにおいても、最近10試合連続未勝利中で、44年もの間、フランスから勝利を奪えていない。

◆フランスvsルーマニアの戦績
※GL＝グループリーグ
1932年（親善試合）＝フランス●３－６○ルーマニア
1967年（親善試合）＝フランス●１－２○ルーマニア
1969年（親善試合）＝フランス○１－０●ルーマニア
1970年（親善試合）＝フランス○２－０●ルーマニア
1972年（親善試合）＝フランス●０－２○ルーマニア
1974年（親善試合）＝フランス○１－０●ルーマニア
1994年（EURO予選）＝フランス△０－０△ルーマニア
1995年（EURO予選）＝フランス○３－１●ルーマニア
1996年（EURO・GL）＝フランス○１－０●ルーマニア
2002年（親善試合）＝フランス○２－１●ルーマニア
2008年（EURO・GL）＝フランス△０－０△ルーマニア
2008年（Ｗ杯予選）＝フランス△２－２△ルーマニア
2009年（Ｗ杯予選）＝フランス△１－１△ルーマニア
2010年（EURO予選）＝フランス○２－０●ルーマニア
2011年（EURO予選）＝フランス△０－０△ルーマニア

　こうしたデータから見て、フランス有利は動かない。が、ルーマニアにもひとつだけ、希望をつなぐデータがある。現在、ルーマニアはアウェー戦で６戦無敗中。敵地で思わぬ粘り強さを発揮していて、引き分けに持ち込むことはできるかもしれない。

◆ルーマニアのアウェー連続無敗記録
2014年（EURO予選）＝１○０ギリシャ
2014年（EURO予選）＝２○０フィンランド
2015年（EURO予選）＝０△０北アイルランド
2015年（EURO予選）＝０△０ハンガリー
2015年（EURO予選）＝３○０フェロー諸島
2015年（親善試合）＝２△２イタリア