細貝萌、トルコでの熱いサッカーを語る。「銃はやばいと思いました」 (4ページ目)
最終戦のホッフェンハイム戦は『お前にはチャンスがある』とGMから言われていて、試合に出るんだろうなと思っていました(78分から出場)。監督としては、使いたくないけど使わなきゃいけない状況だったんだろう、と」
そんな扱いから、細貝はダルダイが自分を放出候補と考えていることに気づいていた。置かれた状況の厳しさを自覚したからか、原因不明の湿疹、肌荒れに悩まされた。両手両足がひび割れ、一時は歩くことさえままならず、入院まで強いられた。ベルリンで数軒の医者をまわったが、「ストレス性」との診断が下るのみ。最終的には水に手足をつけた状態で電流を流すという刺激的な治療にまでトライしたが、回復しないままシーズンは終わった。
その後ブルサへ移籍し、現在はすっかり症状も消えた。
「基本的にはストレス性のものだとは思うけど、テーピングのやり方を変えたりとかもしたし、何が本当の理由かはわからないんですよね。とりあえず今は、気持ちよくサッカー選手をしてるな。そんな感じがしますけどね」
気持ちよくサッカー選手をしてる。ポジティブな言葉に少し照れながら語った。
(つづく)
4 / 4