細貝萌、トルコでの熱いサッカーを語る。「銃はやばいと思いました」
細貝萌インタビュー(前編)
現在トルコリーグ12位のブルサスポルでプレーする細貝萌 久々に会った細貝萌はすっかり日に焼けて、快活な笑顔を見せていた。ドイツ時代やそれ以前のどことなく繊細な印象が薄まり、ワイルドとでも言うべき図太さと落ち着きを漂わせていた。思ったままの印象を伝えると「僕も大人になりましたから」と笑い飛ばしてくれた。
細貝がトルコのブルサスポルへ加入して最初のシーズンが終わろうとしている。加入した数日後にレギュラー扱いされたかと思えば、出場機会が得られない時期もあり、今季2度の監督交代を経て、3人目の監督のもとで最近はまた主力としてプレーしている。
トルコはもはや欧州サッカーの辺境とはいえない。近年、マリオ・ゴメス(ベシクタシュ)、ルーカス・ポドルスキ(ガラタサライ)、ロビン・ファン・ペルシー(フェネルバフチェ)、サミュエル・エトー(アンタルヤスポル)といったスター選手が数多く加入。リーグ戦は活況を呈している。32節終了時点で首位はベシクタシュ。ブルサスポルは12位につけている。
4月上旬、ブルサにとっての最大の関心事はアウェーでのベシクタシュ戦だった。過去にはサポーター同士のトラブルで、リーグから制裁を受けたこともあるビッグマッチ。ベシクタシュはリニューアルしたスタジアムのこけら落としをこのブルサ戦にぶつけてきた。
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