じぇじぇじぇ!C・ロナウドがワールドカップで見られない? (3ページ目)
逆に、今回の予選で予想外に苦しんでいるのが、スウェーデンとポルトガルだ。
ズラタン・イブラヒモヴィッチを擁するグループCのスウェーデンは、現時点で首位ドイツと勝ち点5差の2位につけている。しかしながら、無敗のドイツに首位を譲るのは仕方ないにせよ、残る2試合が3位オーストリア戦と首位ドイツ戦という点を考えると、最悪の場合、プレイオフ(※)圏内の2位の座をキープするのも怪しい状況だ。
(※)プレイオフ=各グループリーグ2位のうち、成績上位8チームを2チームずつ4組に分け、ホーム&アウェー方式で対戦し、各勝者が本大会出場権を得る。
いずれもホーム戦だが、最大の山場は10月11日のオーストリア戦となるだろう。ここで敗れるようなことがあれば、勝ち点で並ばれ、得失点差で3位に転落。オーストリアの最終戦がグループ最下位のフェロー諸島戦であることを考えると、スウェーデンとしては、オーストリアとの直接対決で勝利を収めることが絶対条件となる。
そして何より気になるのが、クリスティアーノ・ロナウドのいるグループFのポルトガルだろう。実力的には申し分ないのだが、グループに恵まれず、現時点では首位の座をカペッロ監督率いるライバルのロシアに譲っている状況だ。残り2試合は、ホームでのイスラエル戦とルクセンブルク戦だが、ロシアが残り2試合(ルクセンブルク戦&アゼルバイジャン戦)でつまずくとも思えず、このままではプレイオフ行きとなりそうな気配となっている。強豪と呼ばれるポルトガルと言えども、各組2位となったチームが集結するプレイオフでは、何が起きても不思議ではない。
【グループF】
1位:ロシア(勝ち点18) 2位:ポルトガル(勝ち点17) 3位:イスラエル(勝ち点12)
その他、まだ予断を許さない状況のイングランドは、無事にグループHを首位通過できるのか。また、ギリシャとボスニア・ヘルツェゴビナが熾烈な首位争いを繰り広げるグループGの行方はどうなるのかなど、ヨーロッパ予選の見どころは尽きない。注目のヨーロッパ予選の残り2試合は、10月11日と15日。果たして、最後に勝利の女神がほほ笑むのはどのチームになるのか? いよいよヨーロッパ予選もクライマックスを迎える――。
【グループH】
1位:イングランド(勝ち点:16) 2位:ウクライナ(勝ち点15) 3位:モンテネグロ(勝ち点15)
【グループG】
1位:ボスニア・ヘルツェゴビナ(勝ち点19) 2位:ギリシャ(勝ち点19) 3位:スロバキア(勝ち点12)
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