佐野海舟が初の日本代表で衝撃を受け、田中碧、守田英正、遠藤航から学んだこと (5ページ目)
「だからこそ、自分に足りないものや、取り組まなければならないことをわからせてもらったというか。日本代表の活動に参加して突きつけられた課題を、これから自分がどう克服して、どう成長していけるのか。その成長を実感するためにも、選ばれ続けたいと思いました」
日本代表で得たのは刺激だけでなく、自身のプレーも、だった。日本代表の活動を終え、鹿島に戻った直後のリーグ戦から、新たな試みを見せる佐野の姿勢があった。
(後編につづく)
◆佐野海舟・後編>>「昌子源と植田直通から学び、柴崎岳から得たヒント」
【profile】
佐野海舟(さの・かいしゅう)
2000年12月30日生まれ、岡山県津山市出身。2019年に鳥取・米子北高からFC町田ゼルビアに加入。同年5月の水戸ホーリーホック戦でJリーグデビューを果たす。J2で4年間プレーしたのち、2023年に鹿島アントラーズへ完全移籍。同年11月に日本代表に初招集され、W杯アジア2次予選のミャンマー戦でデビューした。3歳年下の弟・佐野航大はファジアーノ岡山を経て現在オランダ・NECでプレー。ポジション=MF。身長176cm、体重67kg。
著者プロフィール
原田大輔 (はらだ・だいすけ)
スポーツライター。1977年生まれ、東京都出身。サッカー専門誌『ワールドサッカーグラフィック』の編集長を務めたのち独立。Jリーグを中心に取材し、各クラブのオフィシャルメディアにも寄稿している。主な著書に『愛されて、勝つ 川崎フロンターレ「365日まちクラブ」の作り方』(小学館クリエイティブ)など。
【写真】「あの人は今」元鹿島アントラーズFW田代有三さん
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