大混戦のJ1得点王を予想。レオ・セアラ、西村拓真、ピーター・ウタカの争いか。爆発すれば若手FWにもチャンスあり (4ページ目)

  • 後藤健生●文 text by Goto Takeo
  • photo by Getty Images

町野、細谷......。若手FWの台頭にも期待

 こうして得点ランキングを眺めると、得点王候補は現在ランキング上位にいるレオ・セアラと西村拓真、そしてピーター・ウタカあたりに絞られそうだ。

 ただ、シーズンの半分以上を終えた段階で、レオ・セアラやピーター・ウタカはまだ9ゴール。昨年のレアンドロ・ダミアンと前田大然の23ゴール、一昨年のマイケル・オルンガの28ゴールに比べれば、かなり低い得点数の争いとなりそうなので、現在、ランキング下位にいる選手でもひとたび爆発すれば、思わぬ選手が得点王を獲得する可能性も残っている。

 現在のランキング上位では、まだ22歳の町野修斗(湘南ベルマーレ)や20歳の細谷真大(柏)といった若手FWが顔を出してきているのは頼もしい。

 カタールW杯を目指す日本代表は、大迫勇也(ヴィッセル神戸)の後継者探しで苦労している。日本サッカーの将来を考えても、点取り屋の成長が待たれるところである。町野や細谷、あるいはJ2リーグの得点王争いで首位を独走中の、小川航基(横浜FC)といった若手FWの成長には大いに注目したい。

◆2022 J1全18チームフォーメーション

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