次のオルンガを探せ!「未知なる」新助っ人ストライカーたちの実力は? (3ページ目)
一方、未知な部分が多いアフリカ大陸出身選手よりも、過去の実績などから高い確率で活躍しそうな新助っ人ストライカーもいる。たとえば、セレッソ大阪のアダム・タガートや、清水エスパルスのチアゴ・サンタナだ。
オーストラリア代表として2014年ブラジルW杯に出場した経験もあるアダム・タガートは、Aリーグでの実績を手土産に、W杯後にフラム(当時イングランド2部)に移籍したキャリアの持ち主。
残念ながら負傷で出遅れたこともあってイングランドでは不発に終わったが、その後もAリーグとKリーグ(韓国)で輝きを取り戻し、とくに2019年には水原三星ブルーウィングスで20ゴールを記録してその年のリーグ得点王に輝いている。すでにアジアのサッカーを熟知しているだけに、ゴール量産の可能性は十分にあるだろう。
ポルトガルのサンタ・クララから加入したチアゴ・サンタナは、2016年からポルトガルで活躍するブラジル人ストライカーだ。今シーズンはリーグ戦9試合に出場して7ゴールを挙げるなど、高い得点率でゴールを量産している。
184cmの身長を生かしたヘディングシュートのみならず、得意の左足によるフィニッシュも兼備。清水には同胞のチームメイトが多いだけに、チームに馴染むまでにはそれほど苦労しないはずで、それも含めて日本で活躍する可能性が高い助っ人と言える。
◆佐藤寿人にあった幻の移籍話。「家族以外、誰にも言っていない」>>
そしてもうひとり、今冬の新加入外国人ストライカーで最も注目を浴びる存在が、ヴィッセル神戸が推定3億円もの大金を支払って獲得したリンコンである。
弱冠20歳のブラジル人ストライカーは、世代別のブラジル代表として出場した2017年U−17南米選手権で8試合5得点をマークし、優勝に大きく貢献。ブラジルが3位になった同年のU−17ワールドカップでも、グループリーグで3試合連続ゴールを記録した経歴を持つ若き逸材だ。
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