飛躍に期待。今季Jリーグで注目の「2000年生まれ」は11人いる! (2ページ目)
まずはGK。注目したいのは、湘南ベルマーレの谷晃生だ。
昨季、ガンバ大阪から期限付き移籍で湘南入りした谷は25試合に出場。シーズン序盤を除けば、ほぼ1シーズンを通して湘南ゴールを守り続けた。GKとしてのボール処理だけでなく、キックも含めた技術が高いだけに、昨季の経験を手にレンタル期間延長となった今季は、さらに安定感の増したプレーを見せてくれるはずだ。
続いてはDF。センターバックではヴィッセル神戸の小林友希と鹿島アントラーズの関川郁万を、そしてサイドバックではFC東京の中村拓海を挙げたい。
小林は昨季期限付き移籍していた横浜FCで主力を務め、28試合に出場。守備面ではスピードや強さに物足りなさはあったが、左利きでキックの技術が高く、チームのポゼッション志向も手伝って貴重な出場経験を重ねた。さらなるステップアップを目指す今季は、アカデミー時代からの古巣・神戸へ戻り、まずはポジションを確保できるかがポイントだろう。
逆に関川は昨季15試合出場にとどまったが、主に守備面で球際や対人での強さを発揮。鹿島のCBは決して層が厚いポジションではないだけに、自らの特長を生かして出場機会を増やしたいところだ。
中村は室屋成がドイツへ渡って以降、後継候補と目されながら昨季は17試合出場にとどまった。だが、思い切った攻撃参加にはセンスのよさを感じさせるだけに、同姓の中村帆高とのポジション争いを制するようなら、飛躍のシーズンを迎える可能性は十分にあるだろう。
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