飛躍に期待。今季Jリーグで注目の「2000年生まれ」は11人いる!

  • 浅田真樹●文text by Asada Masaki
  • photo by Naoki Morita/AFLO SPORT

『特集:Jリーグが好きだっ! 2021』

 2月26日に開幕するJリーグ。スポルティーバでは、今年のサッカー観戦が面白くなる、熱くなる記事を、随時配信。さまざまな視点からJリーグの魅力を猛烈アピール! 今回は、活躍が期待される2000年生まれ(2001年早生まれを含む)の選手たちにスポットを当てていく。

昨シーズン対戦した谷(左)と瀬古(中央)。右は同い年で海外に移籍した鈴木冬一昨シーズン対戦した谷(左)と瀬古(中央)。右は同い年で海外に移籍した鈴木冬一◆ ◆ ◆

 21歳以下の選手を対象に、そのシーズンで最も活躍が目立った選手が選ばれる、Jリーグのベストヤングプレーヤー。昨季選出されたのはセレッソ大阪のセンターバック、瀬古歩夢だった。

 C大阪のアカデミーで育った20歳は高い守備能力に加え、攻撃の起点となるビルドアップでも才を発揮。シーズンを通して、攻守両面でハイレベルなプレーを続けた。年齢に似つかわしくないクレバーさをも感じさせるプレーぶりは、まさに「ベストヤング」の称号を受けるにふさわしいものだった。

 さて、そんな20歳の瀬古は2000年生まれ。日本のスポーツ界では近年、(特に団体競技よりも個人競技で)2000年代生まれの選手が台頭してきているが、Jリーグにもその波がやってきている。昨季J1では、瀬古と同学年の成瀬竣平もまた、名古屋グランパスの右サイドバックとして定位置をつかみ、チームの3位躍進に大きく貢献している。

"昭和世代"にとって2000年は、まだまだ最近のことのようにも感じられるが、2000年生まれは今年21歳。その年齢の選手が頭角を現してくることに、何ら不思議はない。それどころか、彼らの多くは今季が(ユースからのトップ昇格も含めて)高卒でプロ入りしてから3年目のシーズンとなる。それを考えれば、飛躍へとつなげる絶好のタイミングを迎えていると言ってもいいだろう。

 そこで今季J1で活躍が期待される2000年生まれ(2001年早生まれを含む)の選手、すなわち、瀬古や成瀬に続く俊英たちをポジションごとに探ってみたい。

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