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飛躍に期待。今季Jリーグで注目の「2000年生まれ」は11人いる! (3ページ目)

  • 浅田真樹●文text by Asada Masaki
  • photo by Naoki Morita/AFLO SPORT

 そしてMFからは、サンフレッチェ広島の東俊希とG大阪の奥野耕平である。

 東は昨季リーグ戦34試合中33試合出場と、ほぼ全試合に出場。ただ、前半戦はそのほとんどが途中出場で、ポジションもなかなか定まらなかった。しかし、シーズン半ばを過ぎると、左アウトサイドMFとして先発メンバーに定着。パンチ力のあるキックを武器とするレフティが上り調子で迎える今季、どんな活躍を見せてくれるか楽しみだ。

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 奥野もまた、昨季はわずか7試合出場だったが、出場試合はすべてシーズン最終盤に集中しており、うち4試合が先発出場。若手を積極起用する宮本恒靖監督の下、確実に成長を続けているボランチだ。東同様、いい流れで迎えられる今季が楽しみな存在だ。

 そしてFWでは、サガン鳥栖の石井快征と徳島ヴォルティスの宮代大聖である。

 石井は昨季18試合出場にとどまったが、3ゴール4アシストと確実に結果につなげる勝負強さを発揮した。近年充実著しい鳥栖のアカデミー出身らしく、中盤と関わりながら技術を発揮できるタイプのFWだけに、2列目も含めて考えれば、自ずと出場機会は増えてくるのではないだろうか。

 一方の宮代は、J1王者の川崎フロンターレにあって、昨季は16試合出場でわずか1ゴール。分厚い選手層に阻まれた面はあったにしろ、本来の得点能力と巡ってきた決定機の数を考えると、もっと数字は残せたはずだ。本人にとっては悔しい期限付き移籍かもしれないが、点を取ることには特別な才能を持つ選手だけに、新天地・徳島での爆発を期待したいところだ。

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