飛躍に期待。今季Jリーグで注目の「2000年生まれ」は11人いる! (4ページ目)
以上ですべてのポジションを見てきたが、最後にひとり、いわば"隠し玉"として挙げておきたい選手がいる。
それが京都サンガF.C.の福岡慎平だ。
最初に「今季J1で活躍が期待される」と前置きしている以上、本来J2の選手は対象外ではある。だが、2000年生まれとは、すなわち2017年U-17ワールドカップに主力として出場した年代。当然、その大会を経験した選手たちの名前がここでも挙がってくる。
当時のチームには、16歳で出場した久保建英を筆頭に、現在ヨーロッパでプレーする菅原由勢らのほか、ここまでに名前を挙げた谷、小林、奥野、宮代らが選ばれていた(瀬古は大会直前のケガでメンバー外となった)。
そんな多彩な顔ぶれのチームでキャプテンを務めていたのが、福岡である。
福岡は優れた技術を備えていることはもちろん、豊富な運動量を生かした献身的なプレーができ、しかも戦術理解度は高い。自在性が高いため、複数のポジションをこなせるが、主戦場となるのは恐らくボランチだろう。
今季から京都を率いる曺貴裁監督は、湘南の監督時代に永木亮太、遠藤航、齊藤未月らの好素材を鍛え上げ、トップレベルのボランチへと成長させているだけに、彼らに似たタイプの福岡がさらに能力を磨かれれば化ける可能性あり。今季の舞台はJ2だが、今から注目しておいて損はないはずだ。
2000年生まれ――。今季Jリーグを観戦するうえで、頭に留めておきたいキーワードである。
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