三笘薫クラスの即戦力になるか。来季Jリーグ入りする注目の大卒4選手 (5ページ目)
<明治大12名、法政大8名。大学から続々とJリーグ入り>
コロナ禍によって総理大臣杯やインカレが中止に追い込まれるなど、異例ずくめのシーズンとなった2020年の大学サッカー界。およそ3カ月遅れでスタートした関東大学リーグは前年度につづき、王者・明治大が連覇を飾り、幕を閉じた。
明治大からJクラブに行くのは、右SBの常本やFWの小柏のほかに10名もいる。主だった選手を紹介すれば、安定感抜群のGK早川友基が常本と同じく鹿島アントラーズ。両センターバック(CB)の佐藤瑶大がG大阪、蓮川壮大がFC東京。キャプテンで左SBの須貝英大がヴァンフォーレ甲府。20年度の得点ランキング2位につける佐藤凌我が、東京ヴェルディに進む。
法政大からはGK中野のほかに7名いる。なかでも注目されるのが左利きでテクニカルな左SBの高木友也と、動きが実にしなやかなCBの森岡陸だろう。前者は横浜FCへ、後者はアカデミー時代を過ごした古巣のジュビロ磐田に戻る。
中央大の10番を背負ったレフティーの大久保智明と、わずか1シーズンで関東大学リーグ1部復帰を果たした流通経済大のキャプテン、伊藤敦樹はともに浦和レッズに加入。
特別指定選手として、すでにJ1の舞台を経験している選手が少なくないが、湘南ベルマーレ入りする立正大のキャプテン、平松昇もそんなひとりだ。その湘南から20年9月5日のヴィッセル神戸戦で、途中から出場し、23分間プレーしている。
昨季のJリーグで、即戦力として大活躍。新人最多タイとなる13得点をマークし、ベストイレブンにも選出されるなど、圧巻のパフォーマンスを披露した三笘薫(川崎/筑波大出身)につづくのは一体誰だれか。大卒ルーキーへの関心がますます高まっている。
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