すべては強くなるために。7失点もコンサドーレはぶれずに戦い抜いた (4ページ目)
このときの広島もまた、J2から這い上がり、強豪への階段を上り始めたばかりの発展途上のチームだった。それから3年後、礎(いしずえ)を築いたペトロヴィッチ監督はチームを去ったものの、その意志を引き継いだ森保一監督のもと、広島は初優勝を成し遂げ、今ではリーグ屈指の強豪クラブとなっている。
札幌に同じ未来が待っていたとしても、決して不思議はないだろう。このスタイルを信じ、やり遂げる意志があるのなら、この大敗も決して無駄にはならないはずだ。
ミシャと北の大地の戦士たちは、強豪への道を歩み始めたばかりである。
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