2018.09.15

スペインの名伯楽が森保Jを祝福。
「日本人の特長が最大限出ていた」

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki photo by Sano Miki

「ロシアW杯のベルギー戦の落胆は、今も消えずに残っている。日本の選手たちが見せたパフォーマンスは賞賛に値した。その後、新たに森保一監督が就任、新体制となった。コスタリカ戦で選んだ選手は新顔が多く、文字通り、新チームとしてみるべきだ」

 森保一監督の初陣となったコスタリカ戦。”スペインの名伯楽”ミケル・エチャリは冷静なトーンでリポートを書き出している。

 エチャリはスペイン、バスク地方でレアル・ソシエダ、エイバル、アラベスなど有力クラブで強化部長、育成部長、監督、戦略分析担当、スカウトなどの要職を、数十年にわたって歴任してきた。現在はバスク代表監督(FIFA未公認)の肩書きを持っている。今や指導者として活躍するウナイ・エメリ(アーセナル監督)、ホセバ・エチェベリア(テネリフェ監督)、シャビ・アロンソ(レアル・マドリードU-14監督)などに強い影響を与えてきた人物だ。

「個人的な意見としては、好ましい戦い方だった」

 森保ジャパンのコスタリカ戦の船出を、エチャリは最初にそう評価した。

判断のよさ、スキルの高さで際立っていた中島翔哉「新たにチームを率いることになった森保監督は、4-2-3-1の布陣を選択している。4-4-2とも言えるが、小林悠(川崎フロンターレ)がトップで南野拓実(ザルツブルク)はその後ろという形で、3-4-2-1とも5-4-1とも言えるコスタリカと相対している。

 日本は試合の流れをつかんでスタートした。前線の中島翔哉(ポルティモネンセ)、南野らが積極的にシュート。目を引いたのは、そのプレースピードだろう。速く精度の高いパス回しから敵陣に迫っている。