2018.07.18

ヴィッセル、さらにビッグネーム獲得か。
J1再開で勢力図が激変する

  • 原山裕平●取材・文 text by Harayama Yuhei
  • photo by AFLO

 およそ2ヵ月にわたるワールドカップ中断期間を終え、J1リーグが7月18日に再開する。

 ロシアの地で躍進を遂げた日本代表は海外組が主体のチームだったため、”凱旋ムード”は高まらないかもしれない。だが、Jリーガーとして唯一、主軸を担った昌子源(鹿島アントラーズ)をはじめ、山口蛍(セレッソ大阪)や槙野智章(浦和レッズ)など、時間は限られたもののワールドカップの舞台に立った選手たちのパフォーマンスは、再開後のJ1リーグの見どころのひとつとなるのは間違いない。

新天地にサガン鳥栖を選んだフェルナンド・トーレス ワールドカップの熱狂にかき消され、2ヵ月前の記憶を呼び戻すのは簡単ではないかもしれないので、改めて今季のJ1リーグの展開をおさらいしておこう。

 第15節終了時点で首位に立つのは、サンフレッチェ広島だ。今季より指揮を執る城福浩監督のもとで、開幕から9戦無敗とロケットスタートに成功。15試合でわずか8失点の堅守を武器に、ここまでわずか2敗と安定した強さを発揮し、2位に勝ち点9差をつけて早くも独走態勢を築いている。

 したがって再開後のリーグ戦のポイントは、「ストップ・ザ・広島」になる。その一番手は、2位のFC東京だ。

 出足にはつまずいたものの、長谷川健太監督の戦術が徐々に浸透していくと、ディエゴ・オリヴェイラと永井謙佑の強力2トップが機能し、チームに躍動感を生み出している。昨季王者の川崎フロンターレはACLとの並行戦の影響からか、なかなか調子が上がらなかったものの、中断前の2試合で連勝を果たし、3位に踏み止まる。昨季2冠のセレッソ大阪は開幕4試合勝ち星なしと苦しんだが、徐々に調子を取り戻して4位に順位を上げている。ミハイロ・ペトロヴィッチ新監督のもとで攻撃スタイルへと転換を図った北海道コンサドーレ札幌の躍進(5位)も、前半戦の大きなトピックのひとつとなった。

 一方で鹿島アントラーズ(11位)、浦和レッズ(14位)、ガンバ大阪(16位)、横浜F・マリノス(13位)といった強豪クラブは苦戦を強いられている。なかでも、G大阪は開幕から6戦未勝利と大きく低迷。その後、徐々に盛り返してはいるものの、16位と厳しい状況は変わらない。さらに苦境に陥るのは名古屋グランパスで、第3節以降は勝利がなく、勝ち点わずか9で断トツの最下位に沈む。