2018.07.20

Jリーグ最大の関心事、トーレス。
鳥栖の受け入れ準備はできているか

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • 高橋 学●撮影 photo by Takahashi Manabu

 ワールドカップ開催にともない、約2カ月間中断されていたJ1がいよいよ再開。中断明け初戦となった第16節では、湘南ベルマーレとサガン鳥栖が対戦し、1-1で引き分けた。

 中断前の時点で12位の湘南と、17位の鳥栖の対戦は、どちらにとっても後半戦の巻き返しへ向けて勢いをつけたかったところだろう。だが、両チームが互角に攻め合いながら、同じように決め手を欠いた試合としては、結果は「妥当な引き分け」(湘南・曺貴裁〈チョウ・キジェ〉監督)である。

 しかしながら、この試合の取材にやってきた報道陣の多くにとって、最大の関心事は試合結果よりも、おそらく試合に出場していなかったひとりの選手だったに違いない。

 いうまでもなく、夏の移籍で鳥栖に加入した元スペイン代表ストライカー、FWフェルナンド・トーレスである。

F・トーレスは日本でどんなプレーを見せてくれるのだろうか 今やトーレスの存在は、鳥栖だけにとどまらず、Jリーグ最大の関心事といってもいい。ヴィッセル神戸入りが決まったMFアンドレス・イニエスタとの相乗効果もあり、Jリーグは現在、ちょっとした"スペイン熱"に浮かされている。試合後の記者会見でも、鳥栖のマッシモ・フィッカデンティ監督に対する質問は、すべてトーレスに関するものだった。