柏レイソル・大谷秀和は考えた。
「優勝を争うには何が足りなかったか」 (4ページ目)
「ネルシーニョの時代は勝負へのこだわりが徹底していましたね」
大谷は2010年から2013年シーズンまで、柏が毎年タイトルを勝ち取った時代を振り返った。
「目の前のバトルからして、『そこで覚悟を見せろ』と焚きつけられて。サブの選手もギラギラして、練習からバチバチといくのに、試合になるとみんな結束していました。うかうかしていると代えられるという危機感があった。それぞれが戦っていましたね。
結局、タイトルを獲れていたのは、そういうところの勝負強さだったと思います。例えば(ジョルジ・)ワグネルはここっていうときにパワーを出せた。決勝とか、頑張らないといけないところを知っていましたよ」
若さが熟するその瞬間。柏は真の強さを得られるはずだ。
◆セレッソ大阪にも「二刀流」がいた! 山村和也のマルチな働きで元日決勝へ>>
4 / 4