宇佐美貴史の覚悟「得点王になる。それが四冠への必須条件」 (4ページ目)

　２月28日、ゼロックススーパーカップ（２－０レッズ）では見事決勝ゴールを決めた。ＡＣＬでは連敗したものの、リーグ開幕へ向けて、準備は上々だ。チームとしては、やはりタイトル獲得が最大の目標となるのだろうか。

「もちろん。チームとして、獲れるタイトルは全部狙いにいきます。なかでも、気持ちが強いのは、ＡＣＬですね。三冠を獲ったあとのシーズンだからこそ、ＡＣＬを獲って、世界に出ていくクラブになっていかないといけないんで。ＡＣＬの戦い方は、リーグ戦と変える必要はまったくないと思っています。相手は“剛”で押してくるチームが多いので、それに合わせて“剛”になって戦うよりは、徹底して“柔”でいくというか、相手をいなすような戦いができればいいかな、と。

　２ステージ制になるリーグ戦も、特にあれこれ考える必要はないかな、と思いますね。一試合、一試合を大事に戦って、勝っていくだけ。それで、最後に年間王者が決まるんで、１シーズンのときと変わらない気持ちで戦って、勝ち続ければ、最後に結果はついてくると思う。昨季も、そう考えて、うまくいったんで」

　個人的にはどうなのか。昨季の成績には満足できなかったというが、今季の具体的な目標設定はしているのだろうか。

「個人的には、得点王ですね。自分がそれだけの結果を出せれば、リーグ優勝できると思うんですよ。だから、得意王は必須。最低、20点は取りたい。そのためには、昨年のままではダメだと思う」