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【サッカー日本代表】スコットランドDF陣が語った森保ジャパンの攻撃力「連係が巧みで、怖さを感じた」 (3ページ目)

  • 井川洋一●取材・文 text by Yoichi Igawa

【日本のレベルは高い。ただ...】

 この点について、スコットランドの選手には質問する機会を逃してしまったので、近くにいた現地のジャーナリストに訊いてみた。そういうのって、どう思います?

「今日の試合では、時間が経つにつれて、日本がどんどんよくなっていたと思う」

 そう応じてくれたのは、スコットランドの日刊紙『デイリー・レコード』のマイケル・ギャノン記者だ。ベテランのフットボールライターは続ける。

「日本はとてもレベルの高いチームだ。それは間違いない。ただ、アルゼンチンやフランス、スペインといった優勝候補と同等かと言われると、そうではないと思う。日本がワールドカップを制する姿は、ちょっと想像しにくいよね、率直に言って」

── まだベスト8にも到達したことがないんです。そんなチームが優勝を狙うと、胸に秘めるのはまだしも、盛り上げるためだかなんだかわからないけど、それを公言していることには違和感を覚えます。

「実は一度だけ、スコットランドの監督がそんなふうに言ったことがあるんだ。1978年のアルゼンチン大会の前に、当時のアリー・マクラウド監督は自信満々に、『次のワールドカップではトロフィーを維持することになる』と宣言した。

 予選でイングランドを下した当時のチームには、直前のシーズンにリバプールでヨーロピアンカップ(チャンピオンズリーグの前身)を制したFWケニー・ダルグリッシュやMFグレアム・スーネスを筆頭に、複数のトッププレーヤーがいたこともあってね。

 でも本大会では、ペルーに敗れ、イランと引き分け、最後にオランダを下したものの、グループで3位に終わって早期敗退したんだ」

 今夏に日本が同じ轍(てつ)を踏まないことを祈る。

著者プロフィール

  • 井川洋一

    井川洋一 (いがわ・よういち)

    スポーツライター、編集者、翻訳者、コーディネーター。学生時代にニューヨークで写真を学び、現地の情報誌でキャリアを歩み始める。帰国後、『サッカーダイジェスト』で記者兼編集者を務める間に英『PA Sport』通信から誘われ、香港へ転職。『UEFA.com日本語版』の編集責任者を7年間務めた。欧州や南米、アフリカなど世界中に幅広いネットワークを持ち、現在は様々なメディアに寄稿する。1978年、福岡県生まれ。

【図】FIFAワールドカップ2026出場国 フォーメーション&メンバー

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