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【サッカー日本代表】スコットランドDF陣が語った森保ジャパンの攻撃力「連係が巧みで、怖さを感じた」 (2ページ目)

  • 井川洋一●取材・文 text by Yoichi Igawa

【組織的なプレスが最大の強み】

 鈴木唯人が所属するフライブルクと同様に、今季のヨーロッパリーグでベスト8に進出しているボローニャでキャプテンを務める26歳は、日本の印象をさらに続けた。

「ボール回しが早くて正確なので、ついていくのに苦労した。加えて、守備時のプレスが組織的かつ執拗で、それも彼らの特長だと思う。あるいはそこに、最大の強みがあるのかもしれない。誰かひとり特別な選手がいるというわけではなく、全体のクオリティが高い。

 特に後半に入ってきた選手たちのインテンシティがすごかった。ただ、こちらにもチャンスがあったので、決めるべき時に決めないと、その代償を払うことになる」

 その責任の一端を負うべきFWリンドン・ダイクス(チャールトン)も、試合後のミックスゾーンに現れた選手のひとりだ。オーストラリアで生まれ育ち、学校で日本語を学んだこともあるという30歳は、次のように話した。

「当然、負けて悔しい。でも、相手はクオリティの高いチームだ。テクニカルかつハードワーキングで、常にこちらに脅威を与えてきた。自分にとっては、欧州以外の代表チームとの初の試合だったので、多くの教訓を得ることができた。

 自分はオーストラリアで日本のことを学んだ。日本人は他者を敬う人々で、日本にはすばらしいカルチャーがある。その慎ましさで歩みを進めていけば、きっといいワールドカップになるだろう」

 慎ましさ──他国の人が見る日本人の特性のひとつに挙げられるものだ。ただ、今の日本代表は「ワールドカップで優勝する」と高らかに宣言している。それは慎ましさとは、対極にあるものだろう。なにしろ、日本代表のこれまでの最高成績はベスト16でしかないのだ。

 なのに、今の日本代表の監督も選手もスポンサーも、「世界一になる」と言ってはばからない。これに違和感を覚えているのは、筆者だけだろうか。

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