サッカー日本代表の苦手チームはここだ ベスト32さえ危ういワールドカップ「最凶」の組とは
第1ポットに入るとされる12チームのなかで優勝候補と言えそうなチームはスペイン、イングランド、フランス、オランダ、ポルトガル、アルゼンチン。ブラジル、ドイツ、ベルギーは少し落ち、メキシコ、アメリカはさらに落ちると見る。カナダも強くなっているとはいえ、同じ組に入った国はラッキーだ。
第2ポットに入る日本にとって「嫌な国」はどこかを探るとき、「日本に油断してくれない国」はどこかを探ることが近道だと考える。両者はほぼ同義語である。となると、6チーム存在する真の優勝候補(第1ポットのスペイン、イングランド、フランス、オランダ、ポルトガル、アルゼンチン)のなかで最も嫌な相手が判明する。2022年カタールワールドカップで日本に苦杯をなめているスペインだ。
スペインは前回、日本を少なからず侮り、見くびっていた。警戒心が低く、日本につけ入る隙を与えていた。その教訓や反省が生かされれば、日本にとって勝ち目は薄くなる。厳しくマークしてくるだろう。
「どこと対戦したいとかはあまりない」と語っていた森保一日本代表監督photo by Kazuhito Yamada/Kaz Photography なんといっても昨年のユーロ2024を制した欧州チャンピオンだ。カタールワールドカップ当時より、戦力も上昇している。右ウイング、ラミン・ヤマル(バルセロナ)の攻撃力を森保式3バックが組織で止めるのは難しい。日本の弱点はズバリ左サイドだ。対峙する左ウイングバック(WB)が専守防衛に追われれば、左からの攻撃はゼロになる。
著者プロフィール
杉山茂樹 (すぎやましげき)
スポーツライター。静岡県出身。得意分野はサッカーでW杯取材は2022年カタール大会で11回連続。五輪も夏冬併せ9度取材。著書に『ドーハ以後』(文藝春秋)、『4-2-3-1』『バルサ対マンU』(光文社)、『3-4-3』(集英社)、『日本サッカー偏差値52』(じっぴコンパクト新書)、『「負け」に向き合う勇気』(星海社新書)、『監督図鑑』(廣済堂出版)、『36.4%のゴールはサイドから生まれる』(実業之日本社)など多数。

