谷口彰悟「センターバックこそゲームメーカーである」パスを出す時は「各停」「急行」を意識 (5ページ目)
キャプテンである(遠藤)航も言っていたが、僕ら日本代表は2026年のワールドカップでの優勝を目標にしている。どうすれば、そこに近づくことができるのか。森保一監督が率いた前回大会での財産を活かして、再び3年後を目指して活動しているチームに当初から関われている責任も実感している。
また、大袈裟や綺麗事に聞こえるかもしれないけど、そこには日本代表だけでなく、日本全体のサッカーレベルを向上させたい、日本人の力や価値を世界に示したいという思いもある。
6月シリーズの2試合で得ることができた課題を、クラブでのプレーで改善し、また9月にある日本代表の活動へとつなげていくことができればと思う。再び日本代表に選ばれるために──。
◆第7回につづく>>
【profile】
谷口彰悟(たにぐち・しょうご)
1991年7月15日生まれ、熊本県熊本市出身。大津高→筑波大を経て2014年に川崎フロンターレに正式入団。高い守備能力でスタメンを奪取し、4度のリーグ優勝に貢献する。Jリーグベストイレブンにも4度選出。2015年6月のイラク戦で日本代表デビュー。カタールW杯スペイン戦では日本代表選手・最年長31歳139日でW杯初出場を果たす。2022年末、カタールのアル・ラーヤンに完全移籍。ポジション=DF。身長183cm、体重75kg。
著者プロフィール
原田大輔 (はらだ・だいすけ)
スポーツライター。1977年生まれ、東京都出身。サッカー専門誌『ワールドサッカーグラフィック』の編集長を務めたのち独立。Jリーグを中心に取材し、各クラブのオフィシャルメディアにも寄稿している。主な著書に『愛されて、勝つ 川崎フロンターレ「365日まちクラブ」の作り方』(小学館クリエイティブ)など。
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