飛び級で代表に呼ばれる規格外のポテンシャル。20歳のGK鈴木彩艷が見据えるパリ五輪、ワールドカップ、プレミアリーグ (5ページ目)

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • photo by Sponichi/AFLO

 そして、その後の目標としては、5年後には海外で、具体的に言えばプレミアリーグでプレーしたいと思っています。そこでしっかりと活躍して、最終的には浦和レッズに帰ってきて、このクラブで引退したいという思いが強いですね」

---- 最後は地元・浦和で選手生活を終えたい。

「そうですね。今の自分があるのも、小学5年生の時からずっと、もう10年近くプレーしているこのクラブのおかげだと思っています。ジュニアから初めてトップに上がった選手として、これから入ってくるアカデミーの選手たちに目標とされる存在にならなければいけないとも思っていますので。

 最後はこのクラブのために、しっかりと尽くしたいなと思っています」


【profile】
鈴木彩艶(すずき・ざいおん)
2002年8月21日生まれ、埼玉県さいたま市出身。ガーナ人の父と日本人の母との間に生まれる。小学時代から浦和レッズのアカデミーで育ち、2021年よりトップチームに昇格。3月2日に公式戦初出場を果たしてクラブ最年少出場記録を樹立し、ルヴァンカップではニューヒーロー賞を受賞する。日本代表はU−15から各年代で経験。2022年はU23アジアカップに飛び級、同年7月にはE-1サッカー選手権に出場するA代表に初めて選出された。ポジション=GK。身長190cm、体重93kg。

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