世代屈指のボランチ田中聡が代表落選でこぼした本音。「勝ってほしいと素直には思えませんでした」 (5ページ目)

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • photo by AFLO

「パリオリンピックにも出たいですし、A代表にも選ばれたい。でも、まだ選ばれてもやれる自信もないので、まずはそういう自分にフォーカスして、あまり先走らずに今できることをひとつずつやって、課題をどんどんクリアしていきたい。その結果、どんどん上に行けたらいいなって思っています」

---- もう少し欲張ってもいいのではないですか。

「もちろん、将来的な目標としては、海外に行きたいとか、A代表っていうのもありますけど、今の自分の実力には見合っていないのかなっていうことを感じているので。そういう目標に向かって、これからもっと頑張っていかないといけないって思っています」


【profile】
田中聡(たなか・さとし)
2002年8月13日生まれ、長野県長野市出身。AC長野パルセイロU−15を経て湘南ベルマーレU−18に加入。2020年7月、横浜F・マリノス戦でJリーグデビューを果たす。2021年からトップチーム所属となり、同年4月にプロ入り初ゴールを記録。各カテゴリーでの日本代表では、2019年のU−17ワールドカップメンバーに選出されてベスト16進出。今年3月に参加したドバイカップU−23ではU−21日本代表の優勝に貢献した。ポジション=MF。身長174cm、体重70kg。

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