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谷晃生が東京五輪で学んだ代表GKの重み「日本のゴールを守ることがどういうことか理解できていなかった」 (5ページ目)

  • 原田大輔●取材・文 text by Harada Daisuke
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

 ただ、大舞台で見せた好セーブも、正確なフィードも、育ったガンバ大阪から湘南への期限付き移籍を決断し、ピッチに立ったことで吸収した養分だった。湘南での日々がなければ、きっと今の谷はここまで成長していない。そう思わせてくれる毎日があった。

(後編につづく)

【profile】
谷晃生(たに・こうせい)
2000年11月22日生まれ、大阪府堺市出身。ガンバ大阪の下部組織で育ち、2018年にトップチーム初先発。2020年から期限付き移籍で湘南ベルマーレの一員となる。日本代表にはU−15から各年代で呼ばれ、東京オリンピックでは守護神としてチームの躍進に大きく貢献。2021年8月、A代表に初めて招集される。ポジション=GK。190cm、84kg。

南アW杯のメンバー入りは絶望。そのとき突然、川口能活の携帯が鳴った

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