U-17W杯直前に試練。
それでもリトルなでしこは頂点を目指す

  • 早草紀子●取材・文・写真 text&photo by Hayakusa Noriko

 今大会の予選を兼ねたAFC U-16女子選手権で悔しい思いをした選手も名を連ねた。勝敗を左右するゴールゲッター大澤春花(ジェフ千葉レディースU-18)。アジアではわずか1ゴールにとどまった。

「中盤でボールを収めることができず、相手にぶつけられたときにも身体がよろけてしまった......」

 こう話す大澤は、その悔しさを忘れてはいない。試合でもゴールの意識を今まで以上に高め、シュート練習の時間も増やした。少しずつ結果につなげながら、ワールドカップへの道を開いてここに立つ。

「裏への飛び出しは得意。そこで相手との駆け引きを楽しんでいきたいです」と頼もしい言葉も聞かれた。その成長は、トレーニング3日目に行なわれた、ふたば未来学園高等学校男子サッカー部(1年生)との合同練習で見せた一気に裏へ飛び出して決めたゴールに現れている。

 この世代は乾いたスポンジが水を吸い込むように、さまざまなものをピッチで吸収していく。それが面白くてたまらないといった様子だ。それでも、この場所には皇后杯開幕戦を戦っている6名の選手たちは合流していなかった。開催地ウルグアイ到着の5日から、ようやく全員でのフィジカル調整と同時進行でチーム戦略などの浸透をはかっていく。

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