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【日本代表】福田・名波・三浦淳が語る「ザックのサッカーを実践するベストメンバーとは?」 (2ページ目)

  • スポルティーバ●構成 text by Sportiva
  • 梁川剛、益田佑一●撮影 photo by Yanagawa Go,Masuda Yuichi

2011年にブレイクしたハーフナー・マイク。人材不足と言われるFW陣の穴を埋められるか?2011年にブレイクしたハーフナー・マイク。人材不足と言われるFW陣の穴を埋められるか?――W杯3次予選でブレイクしたハーフナー選手の名前を、誰も挙げていません。

福田 Jリーグやアジアの戦いの中では、あの高さは武器になるけれども、ハーフナーよりも大きな選手がいくらでもいる世界の強豪を相手にしたとき、はたして彼の存在が武器になるかどうか。

三浦 高さがあるわりには、懐の深さをうまく使えていないような気がします。相手のプレッシャーもガッと抑えて、さらにボールが収まるようになればいいのですが......。

福田 例えば、W杯3次予選ホームの北朝鮮戦のように、サイドは崩せているけれども、中央で突破口が見出せていないときに、ワンポイントで起用するのはいいと思う。そういうカードとして持っておきたいけど、彼を基準にしてチームを作っていくことを考えた場合、まだ頼りなさを感じる。

――FW同様に人材不足と言われるセンターバックでは、名波さんが闘莉王選手の名前を挙げています。

名波 闘莉王は、自分の中では外せない選手。

福田 闘莉王の問題はスピードに不安があること。足の速いFWと走り合いになる展開を苦手としている。つまり、高いラインを保って後方にスペースがあると本来の力を出し切れないから、頭のいい闘莉王は、そうならないように守っている。後ろにスペースがなければ、相当な強さを発揮する選手だ。でも、そうするとラインが下がってしまう。岡田(武史)監督が南アフリカW杯でやったような戦い方であれば、彼の良さは最大限に生きると思うけれども、今の代表のサッカーでは少し疑問符がつく。

名波 スピードがないのは誰もが認めるところ。でも、それも頭の良さでカバーできる範疇(はんちゅう)だと思う。加えて、闘莉王とコンビを組んだ選手は皆、成長している。それは、強調されるべきストロングポイントだと思う。

三浦 現時点で、大事な戦いがあるのならば、闘莉王はいたほうが絶対にいいと思います。ただ先のこと、2014年W杯のことを考えると、年齢的には微妙な状況。そう考えると、若い選手に期待したい。吉田に続くような選手がどんどん出てきてほしいですね。

――サイドバックはいかがでしょうか?

名波 サイドバックに関しては、今の日本は結構いいレベルにあると思います。左に長友(佑都)、右に内田(篤人)を前提として、左右できる駒野(友一)がいて、右には酒井宏樹も出てきた。

福田 確かにサイドバックはいい選手が出てきていると思う。なかでも、酒井には伸びてほしい。サイドでも高さは大事だと思うからね。

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