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【プロ野球】「なぜ打てないのか、こっちが不思議だった」 伝説の剛腕・山口高志が明かす広島打線を絶望させた68球の真実 (6ページ目)

  • 谷上史朗●文 text by Shiro Tanigami

 山口のストレートは、そんな条件に左右されるようなレベルではなかった──。中沢が言いたかったのは、そういうことなのだろう。

 第1戦を終えた段階では、依然として広島優勢の見方が根強かった。しかし、山口が投じたわずか68球は、ひとつの事実を鮮烈に印象づけていた。阪急には、広島の勢いを止めることのできる剛腕がいる──。半世紀を経た今も色あせない伝説の日本シリーズは、こうして幕を開けたのだった。

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著者プロフィール

  • 谷上史朗

    谷上史朗 (たにがみ・しろう)

    1969年生まれ、大阪府出身。高校時代を長崎で過ごした元球児。イベント会社勤務を経て30歳でライターに。『野球太郎』『ホームラン』(以上、廣済堂出版)などに寄稿。著書に『マー君と7つの白球物語』(ぱる出版)、『一徹 智辯和歌山 高嶋仁甲子園最多勝監督の葛藤と決断』(インプレス)。共著に『異能の球人』(日刊スポーツ出版社)ほか多数。

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