【プロ野球】篠塚和典が語る巨人再建への期待 指導者経験がほぼない松井秀喜新監督は「生え抜きのOBが中心になって支えていくべき」
篠塚和典が語る巨人・松井秀喜新監督への期待 前編
巨人の新指揮官に松井秀喜氏が就任した。現役時代にともにプレーした高橋由伸氏がヘッドコーチに、清水隆行氏が打撃コーチに就任することも発表され、新体制でのチーム再建に注目が集まっている。
長らく巨人の主力として活躍し、引退後は巨人の打撃コーチなどを歴任した篠塚和典氏は、今回の人事をどう受け止めているのか。松井新監督への期待について語ってもらった。
巨人の松井秀喜監督(右)と高橋由伸ヘッドコーチ photo by Sankei Visualこの記事に関連する写真を見る
【「長嶋さんとの約束を果たす時が来たか」】
――巨人の新監督を、松井氏が務めることになりました。
篠塚和典(以下:篠塚) いずれは監督になるだろうと思っていました。ただ、今の巨人は根本的にチームを立て直さなければいけない状況です。球団としても「何かを変えなければいけない」という思いがあったのでしょう。危機的な状況を救ってほしいと、松井新監督を説得したのだと思います。ようやく長嶋(茂雄)さんとの約束を果たす時が来たか、という感じですね。
――就任のタイミングは、思ったより早かったですか? それとも遅かったですか?
篠塚 本人も話していましたが、(長嶋氏に)巨人の監督になった姿を見せたかったという思いはあるでしょうね。オファーは以前から来ていたと思いますから、「もっと早く引き受けておけばよかった」という気持ちもあるかもしれません。ただ、アメリカで生活していましたし、いろいろとクリアしなければいけない問題もあったのでしょう。
――背番号は、長嶋さんが第一次政権で着用した「90」です。
篠塚 それだけ松井新監督も、長嶋さんを慕っているということですね。V9時代が終わり、巨人が危機に陥るなかで長嶋さんが背負った番号ですから、松井新監督も同様の思いでチームを作っていかなければいけないということでしょう。
当時の長嶋さんは、チームを立て直すために私や中畑清さん、江川卓さんら若手をいろいろと鍛えました。伊東キャンプのような厳しい練習も取り入れた。松井新監督もそういった話をしていましたが、今の選手たちが、「松井監督のために」という思いでどこまで取り組めるのか。我々の時代とは少し違うかもしれませんが、そういう部分もチームを変えていくための大切な要素です。
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著者プロフィール
浜田哲男 (はまだ・てつお)
千葉県出身。専修大学を卒業後、広告業界でのマーケティングプランナー・ライター業を経て独立。『ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)』の取材をはじめ、複数のスポーツ・エンタメ系メディアで企画・編集・執筆に携わる。『Sportiva(スポルティーバ)』で「野球人生を変えた名将の言動」を連載中。『カレーの世界史』(SBビジュアル新書)など幅広いジャンルでの編集協力も多数。




















