【プロ野球】戦力外を乗り越えたヤクルト・増田珠の逆襲 「どこからも声がなければ語学留学するつもりだった」 (3ページ目)
ヤクルトの今シーズンの大きなテーマは「元気」だ。テレビ中継では、池山隆寛監督を先頭にベンチが大盛り上がりする光景が映し出される。
「とにかく、監督とコーチがすごく元気なんで(笑)。僕たちも負けないように、元気を出している感じですね。池山監督の元気は天性というか、生まれ持ったものなんだろうなって思います。太陽というか、なんて言うんですかね......明るいオーラが出ている方です」
【オールスター投票用紙に自分の名前が...】
増田はここまで44試合に出場し、打率.285、出塁率.375、OPS.798をマーク。先発出場は35試合を数え、4番も4試合任されるなど、自らの道を切り開いてきた。
開幕戦はノーヒットに終わり、2戦目、3戦目は出場がなかったが、「不安や焦りはなかったです」と言いきった。
「開幕戦の翌日くらいに、池山監督に呼ばれたんです。そこで『結果が出なかったから外したわけじゃない。チャンスはまだまだあるから気にするな』という言葉をかけていただいて。そのひと言で、すごく気持ちがラクになりました」
3月31日の広島との本拠地開幕戦(神宮)では、「5番・右翼」で先発出場し、2打数2安打(本塁打、二塁打)2四死球の活躍を見せた。その後も「数字にとらわれることなく、一日一日、一本一本を積み重ねていきたい」と語るように、打撃部門の多くでキャリアハイを更新している。
そしてオールスターゲームのファン投票でも外野手部門の中間発表で4位につけており、その存在感は日に日に高まっている。
「投票用紙に自分の名前が載るのは、野球人生で初めてのことですし、こうして順位に入るほどたくさんの票を入れていただいている。本当にありがたいです。応援してくださっているファンの皆さんには、感謝の気持ちでいっぱいです」
池山監督のもと、チーム内の競争は活性化している。外野陣では、塩見泰隆が長いリハビリを経て2年ぶりに戦列復帰し、育成から支配下登録となったモンテルも活躍。熾烈なポジション争いが繰り広げられるなか、増田はその状況を楽しめているという。
3 / 4


