【WBC 2026】アメリカもドミニカも関係ない 憧れを知らない男・源田壮亮が語る「侍ジャパン連覇のカギ」 (3ページ目)
【勝つための必要な要素は運】
今回も大谷が侍ジャパンの中心になる一方、内野の要はショートだ。ライバル国を見渡すと、アメリカにはボビー・ウィットJr(ロイヤルズ)とガナー・ヘンダーソン(オリオールズ)、ドミニカ共和国にはヘラルド・ペルドモ(ダイヤモンドバックス)とジェレミー・ペーニャ(アストロズ)という攻守にハイレベルのショートが揃うなか、源田は日本的な選手と言えるだろう。
常に万全の準備で試合に臨み、三遊間の広大なエリアを華麗なステップワークでカバーする。精緻なプレーで確実にアウトを積み重ねるその守備には、日本人ならではのよさが凝縮されている。
「僕は、バタバタしてしまってはダメだと思っているので、そこはしっかり意識しています。練習中に連係プレーをしていて、いろいろな意見が出て『どうしようか』となった時には、僕が『こうしよう』と声をかけたり、足を細かく動かしてリズムをつくったりしています。そんなところですよね」
大谷とはまた違った意味で、源田だからこそチームにもたらす安心感がある。井端監督や金子コーチが深い信頼を寄せる理由も、そうした姿にあるのだろう。
いざ、WBC連覇へ。勝つための必要な要素について、源田はこう考えている。
「もちろん、みんな全力で戦いますし、勝ちにいくのは当然。あとは運じゃないですか。前回も、運があったから優勝できたと思います」
人事を尽くして天命を待つ。野球人生最大の舞台で再び頂点に立つために、源田は万全の準備で戦いに挑む。
著者プロフィール
中島大輔 (なかじま・だいすけ)
2005年から英国で4年間、当時セルティックの中村俊輔を密着取材。帰国後は主に野球を取材。新著に『山本由伸 常識を変える投球術』。『中南米野球はなぜ強いのか』で第28回ミズノスポーツライター賞の優秀賞。内海哲也『プライド 史上4人目、連続最多勝左腕のマウンド人生』では構成を担当。
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