【プロ野球】選手会が守り抜いた「トライアウト存続」の舞台裏 復帰率2〜6%の現実と新たな価値 (5ページ目)
一方で、選手たちは一人ひとり置かれた状況も悩みも異なる。コネの有無、球団に残れるかどうか、人間関係......さまざまな事情がある。そんななかで、もし何のあてもない状態に置かれたとしても、キャリアコンサルタントという"伴走者"が、自分の能力を発揮できる場の相談から求人紹介、さらには履歴書の書き方まで寄り添ってくれることは、大きな支えとなるだろう。
面談を終えた元巨人の高橋礼が「キャリアコンサルタントさんに、これからどうするか今考えることをお話して、『そこまで考えられているなら心配ないですね』と言っていただきました。こういう試みはいいんじゃないかと思いますね」と語るなど、面談を受けた選手たちの評判も上々だった。
新たな付加価値を加えて再出発したプロ野球トライアウト。では、その主役である選手たちは、どのような思いを抱いてこの日、広島の地に集まってきたのだろうか。
著者プロフィール
村瀬秀信 (むらせ・ひでのぶ)
1975年生まれ。神奈川県出身。茅ケ崎西浜高校野球部卒。主な著書に『止めたバットでツーベース 村瀬秀信 野球短編自撰集』、『4522敗の記憶 ホエールズ&ベイスターズ 涙の球団史』、『気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている』など。近著に『虎の血 阪神タイガース、謎の老人監督』がある。
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