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【プロ野球】オリックス元スカウトが回顧 金子千尋の逆指名決定後「1億円の冒険はできない」「なぜダルビッシュ有を入札しない」と猛反対された (4ページ目)

  • 水道博●文 text by Suido Hiroshi

── なんとか、ひとりだけでも教えていただけないですか。

熊野 うーん......今シーズン終了後に西武から戦力外を受けましたが、激励の意味も込めて、平井克典を挙げさせていただきます。

── どんなところが、熊野スカウトのお眼鏡にかなっていたのですか。

熊野 愛知産業大からHonda鈴鹿に進み、スリークォーターに近いサイドスローで、都市対抗や日本選手権で活躍していました。ボールのキレが抜群によく、「この子ならやってくれる。どうしてもほしい」と思いました。

── 入団当初はリリーバーとして活躍しました。

熊野 2019年はパ・リーグ記録となる81試合の登板を果たすなど、本当によく投げましたね。

つづく>>

熊野輝光(くまの・てるみつ)/1957年8月28日生まれ。香川県出身。志度商から中央大、日本楽器を経て、84年ドラフト3位で阪急(現・オリックス)に入団。1年目から118試合に出場し、14本塁打を記録し、新人王に輝く。92年、トレードで巨人に移籍。93年に戦力外となり、94年にテスト入団でオリックスに復帰するも、同年限りで現役を引退。その後、オリックス二軍コーチ、スカウトを務め、巨人、阪神でも長くスカウトとして活躍した。2025年から香川オリーブガイナーズの監督に就任

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