【プロ野球】今中慎二が中日の投手陣にゲキ シーズンを戦いきるための体力や精神力、若手育成に必要なことにも言及した
今中慎二が語る2025年シーズンの中日 投手編
近年の低迷から脱却すべく、井上一樹新監督を迎えた中日。1年目の2025年シーズンは4位に終わったが、その戦いぶりはレジェンドOBにどう映ったのか。かつて中日のエースとして活躍し、1993年に沢村賞を受賞、引退後は中日で投手コーチも務めた今中慎二氏に聞いた。
8勝10敗と負け越した髙橋宏斗 photo by Sankei Visualこの記事に関連する写真を見る
【全体的にフォアボールが多かったふたつの要因】
――まず、今季の先発投手陣はいかがでしたか? ベテランの大野雄大投手が11勝4敗と大きく貯金しましたが、ほかのピッチャーは軒並み負け越してしまいました。
今中慎二(以下:今中) 若いピッチャーたちが、それほどではなかったというところでしょうね。シーズン前半は、ベテランの松葉貴大がチームの連敗を止めるなどして、後半は大野が頑張った。一方で、頑張ってもらわないといけない髙橋宏斗らが結果を出せませんでした。
――8勝10敗だった髙橋投手はどう見ていましたか?
今中 春先からシーズン終盤まで変わらなかったというか、状態のいい時期が短かったですね。それなりには投げてくれるけど勝てない。勝ち負けには打線も関わってきますが、ボールの質が昨シーズンと比べて悪かったんです。
指にかかった時のボールは強烈ですが、抜けるボールが多く、大事な場面で痛打されていました。それでも、質が悪くてもある程度球速があって、それなりに抑えてしまいますから、修正できないままゴールしたような感じですね。
――打線の得点力不足も、投手陣のプレッシャーになった?
今中 どうなのでしょうか......。ただ、明らかに初回の失点が多すぎるんです。追いかける立場になりますし、打線にそれを跳ねのける力がない。それなりに試合は作るけど、初回の失点からリードされたままでの降板が多いので、勝ちがつかずに負けがつく。それが今季の先発投手陣の印象です。
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著者プロフィール
浜田哲男 (はまだ・てつお)
千葉県出身。専修大学を卒業後、広告業界でのマーケティングプランナー・ライター業を経て独立。『ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)』の取材をはじめ、複数のスポーツ・エンタメ系メディアで企画・編集・執筆に携わる。『Sportiva(スポルティーバ)』で「野球人生を変えた名将の言動」を連載中。『カレーの世界史』(SBビジュアル新書)など幅広いジャンルでの編集協力も多数。




















