巨人のファーム新球場・ジャイアンツタウンスタジアムは「選手に対する思いを感じる」 ブレイクを目指す若手たちの決意 (3ページ目)
「今は打撃成績がよくないし、まだまだ課題があると思っています。ファームで一緒にプレーしてきた選手の活躍を見ると、自分としては悔しさもありますが、焦って結果が変わるわけではありませんから。コーチや監督のアドバイスを参考にしつつ、前を向いていくしかないと思っています」
新スタジアムでは桑田真澄二軍監督からのアドバイスに耳を傾け、自分の打撃を模索していた。
「(桑田監督は)『もし俺がアキ(秋広選手)と対戦するのなら、こういう配球で抑えるかな』とか、投手目線で話してくださって、僕にとっても新しい発見がたくさんありました。昨年から、『まずは打率.300、20本塁打を目標にしよう』と声をかけていただいたので、そこを目指して頑張っていきたい。
まだ思うような結果が出せていませんが、練習の余地は残されていると思いますし、数字が出てきたら気持ちの余裕も生まれると思うので、まずは根気強く野球に取り組みながら、成長していきたいです。
期待してもらえることは、プロ野球選手として本当にありがたいことだと思うので、本当にまだまだやらなきゃいけないと思いますし、シーズンが終了した時に『よかった』と胸を張れるシーズンにできるように頑張りたいなと思います」
そう意気込んでいた秋広は、トレードでソフトバンクに加入して約1カ月後の6月10日、みずほPayPayドームでの交流戦で古巣巨人との対戦を迎えた。
秋広が入団した2020年に二軍監督を務め、「1対1で打撃技術を教えてもらいましたし、何かと目にかけてくださっていた」と話す阿部監督とも再会。8番ファーストで先発出場した11日の試合では、右中間に二塁打を放った。
古巣に"恩返し"をした秋広は、続く横浜DeNAベイスターズ戦で3試合連続打点を挙げ、自身初の3戦連続のお立ち台に上がるなど、ソフトバンク9度目の交流戦優勝に貢献した。
ジャイアンツタウンスタジアムには、今年6月3日に89歳でこの世を去った長嶋茂雄終身名誉監督のユニフォームや、ジャイアンツを支えたスター選手の若手時代の写真が球場の各所に描かれており、チームの歴史に触れながら試合を楽しむことができる環境が整っている。
新たに誕生したスタジアムとともに、ジャイアンツはどのような歴史を紡いでいくのか。ファンの声援と期待を背負い、新たに頭角を現していくスターの誕生が、今から楽しみでならない。
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