【プロ野球】伊東勤のパ・リーグ順位予想 「新庄監督の日本ハムは明らかに野球が変わってきた」 (3ページ目)
── CS圏内の3位争いはどうなりそうですか。
伊東 オリックスはリーグ3連覇したあと、山本由伸(ドジャース)が抜け、軸が不在。宮城大弥がいて、九里亜蓮をFA補強したとはいえ、そのあとがなかなか続かない。ロッテは佐々木朗希がドジャースにポスティング移籍しましたが、チーム力は安定しています。楽天は早川隆久ら投手陣がいいですし、注目のルーキー・宗山塁が加わり、チームがどう変化するのか注目です。そして西武は先発陣が揃っているので、勝ちパターンを確立できれば十分チャンスはあると思います。
── では、パ・リーグの順位を予想してください。
伊東 1位・ソフトバンク、2位・日本ハム、3位・ロッテ、4位・西武、5位・楽天、6位・オリックスです。優勝争いはソフトバンクと日本ハムの2チームが争うと思うますが、3位争いは最後の最後まで熾烈な戦いが繰り広げられるでしょう。
伊東勤(いとう・つとむ)/1962年8月29日、熊本県生まれ。熊本工高3年時に甲子園に出場。 熊本工高から所沢高に転入し、転入と同時に西武球団職員として採用される。 81年のドラフトで西武から1位指名され入団。強肩と頭脳的なリードでリーグを代表する捕手に成長し、西武の黄金時代を支えた。2003年限りで現役を引退。04年から西武の監督に就任し、1年目に日本一に輝く。07年限りで西武の監督を退任し、09年にはWBC日本代表のコーチとして連覇に貢献。その後も韓国プロ野球の斗山のコーチを経て、13年から5年間ロッテの監督として指揮を執り、19年から21年まで中日のコーチを務めた
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