プロ野球2025新外国人打者の評判は? 巨人の新助っ人は打って、走って、バスケもうまい (4ページ目)
【才能を開花させる助っ人は?】
ディアスとともにオリックスでプレーするエドワード・オリバレス(前ピッツバーグ・パイレーツ/28歳)は、2023年のシーズン終盤にカンザスシティ・ロイヤルズで爆発した。9月以降の22試合で6本のホームランを打ち、打率.329、出塁率.390、OPS1.047を記録している。
ロイヤルズからパイレーツへ移った2024年も、最初の9試合は打率.344、出塁率.382、3本塁打、OPS1.039と好調だった。第4の外野手というポジションではなく、常時出場できる機会を得ていれば、その後の失速はなかった可能性もある。
中日に入団したジェイソン・ボスラー(前シアトル・マリナーズ/31歳)は、マイナーリーグでシーズン20本塁打以上を5度記録している強打者だ。直近の2024年も119試合で31本のホームランを打っている。メジャーリーグでは通算107試合で10本塁打ながら、2試合連続が2回と3試合連続が1回と、突如大当たりしている点も見逃せない。
日本で才能を開花させた外国人選手は、過去の歴史を紐解いても枚挙にいとまがない。初来日したメンツのなかから、新たなスター助っ人は生まれるか。
著者プロフィール
宇根夏樹 (うね・なつき)
ベースボール・ライター。1968年生まれ。三重県出身。MLB専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランス。著書『MLB人類学──名言・迷言・妄言集』(彩流社)。
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