【日本シリーズ2024】1998年マシンガン打線より「迫力は上」と石井琢朗コーチ 「なんでこのチームが3位なの?」DeNAが驚きの覚醒 (3ページ目)

  • 村瀬秀信●取材・文 text by Murase Hidenobu

【マシンガン打線に似ている】

 比べるものではないことは承知しているが、日本一となった1998年のマシンガン打線に今の打線の勢いは近いものがあるのではないかーー。

 そんな愚問に鈴木尚典コーチは「似ていますね。乗ったらどこまでも行く、打ち始めたら勢いがどんどん増していく感じがすごくよく似ています」と即答し、同じくマシンガン打線の1番打者、石井琢朗コーチは「客観的に見て、破壊力は今のチームのほうがありますね。ただ、粘り強さだとか、しつこさは僕らの時代のほうが強い気がするけど、打線の厚みや、迫力というのは今のほうが上でしょう」と分析する。

 福岡での3試合。ベイスターズは3連勝を成し遂げ、3勝2敗で本拠地横浜スタジアムへと帰る。星取りの順番こそ違うが、第5戦を大勝して王手をかけ、勢いに乗ってハマスタの第6戦を迎えられるのは、日本一になった1998年に似た吉兆にも思えてくる。

3 / 4

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る