巨人で活躍した「メジャーで無名だった」助っ人たち 過去には最多勝、奪三振王、ホールド歴代4位も... (3ページ目)

  • 宇根夏樹●取材・文 text by Une Natsuki

【マイコラスは巨人をステップにメジャーで躍進】

 現在セントルイス・カージナルスに所属するマイルズ・マイコラス(巨人在籍2015年〜2017年)がメジャーリーグで成功を収めたのは、巨人時代を経てからだ。その前のメジャーリーグ登板は、2012年〜2014年に37試合、91.1イニングで防御率5.32だった。

 3シーズン所属した巨人では、424.2イニングを投げて防御率2.18。2017年には奪三振王にも輝いた。メジャーリーグへ戻ったマイコラスはオールスターゲームに2度選ばれ、開幕投手を3度務めている。

 また、2015年のセ・リーグ防御率トップ8には、巨人の投手が3人も名を連ねた。2位(1.91)の菅野智之と3位(1.92)のマイコラスに、8位(2.94)のアーロン・ポレダ(巨人在籍2015年〜2016年)だ。

 マイコラスとともに入団したポレダは、2009年と2014年にメジャーリーグで40登板。マイコラスと違い、先発マウンドに上がったことはなかった。

 現在は千葉ロッテマリーンズにいるC.C.メルセデス(巨人在籍2017年〜2022年)も、マリオやオビスポと同じくメジャーデビューはしていない。マイナーリーグでも、2015年のA-(ショートシーズンA)より上のクラスで投げたことはなかった。

 一方、昨年オフに福岡ソフトバンクホークスへ移籍したアダム・ウォーカー(巨人在籍2022年〜2023年)を除くと、メジャーリーグの実績が皆無、あるいはほぼ皆無ながら巨人に入団して活躍した野手は、ほとんど見当たらない。ジョン・シピン(大洋1972年〜1977年→巨人1978年〜1980年)やゼラス・ウィーラー(楽天2015年〜2020年→巨人2020年〜2022年)らは、巨人の前に日本プロ野球の他球団でプレーしているので、ここには含まない。

 強いて挙げるなら、デニー・ゴンザレス(巨人在籍1991年〜1992年)とレスリー・アンダーソン(巨人在籍2014年〜2016年)だろうか。それぞれメジャーリーグ出場は、98試合と0試合。

3 / 4

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る