第6回WBCの予想メンバーを3人の記者が選出 大谷翔平、佐々木朗希、村上宗隆以外も逸材だらけ (3ページ目)

  • photo by Koike Yoshihiro,Ohtomo Yoshiyuki

楽天の大型右腕・松井友飛楽天の大型右腕・松井友飛この記事に関連する写真を見る安部昌彦氏(ライター)

投手
今永昇太(DeNA)
大谷翔平(エンゼルス)
森下暢仁(広島)
山本由伸(オリックス)
松井友飛(楽天)
戸郷翔征(巨人)
佐々木朗希(ロッテ)
山下舜平大(オリックス)
高橋宏斗(中日)
小園健太(DeNA)
西舘勇陽(中央大)
常廣羽也斗(青山学院大)
上田大河(大阪商業大)
前田悠伍(大阪桐蔭高)

捕手
坂倉将吾(広島)

一塁手
岡本和真(巨人)

二塁手
牧秀吾(DeNA)

三塁手
村上宗隆(ヤクルト)

遊撃手
源田壮亮(西武)

左翼手
吉田正尚(レッドソックス)

中堅手
鈴木誠也(カブス)

右翼手
栗原陵矢(ソフトバンク)

指名打者
内藤鵬(オリックス)

 今回のWBCは"優勝"という結果以上に、選手たちのプレーそのものに強烈な感動を覚えた。スピード、技術、精度の高さ......なにより一球一打のプレーにかけるパッションの素晴らしさが、何度も心に刺さったものだ。才能あふれる選手たちが本気になった時のすごみは、想像をはるかに超えていた。

 そんな感動が冷めやらぬタイミングで、早くも次回WBCの侍ジャパンのメンバーを占ってほしいという注文をいただいた。

 次回WBCの開催は3年後なので、現在はアマチュア球界に所属している選手もプロに進んでいるという想定で考えた。

 開催が予定されている時期は今回と同じ3月中旬〜下旬ということで、比較的調整の早い若手選手を多く選んだ。今のところほとんど実績を残していない選手もいるが、素質とここまでの成長曲線を見込んで抜擢した。

 いわゆる「三拍子揃った」というタイプよりは、強烈な特徴を有した選手でないと、バリバリのメジャーが出場するWBCでは仕事にならない。これは今回の大会を見て率直に感じたことだ。

 とはいえ、松井友飛(ともたか)って誰? そうした疑問や驚き、戸惑いは、今回のような"人選もの"にはつきものである。球界を代表する大看板選手は説明不要として、現状まだなじみの薄い若手選手たちについては、軽く触れておきたい。

 まず松井だが、昨季イースタンリーグで76.2イニングを投げて、6勝1敗、防御率1.17。190センチ、87キロの巨体から豪快に投げ下ろし、ゾーンのなかでボールが暴れるからむしろ打ちづらい。2023年にブレークする選手として、山下舜平大の次に私が期待する剛腕である。

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