内川聖一が地元・大分の独立リーグで若い選手に伝えたいこと。現役引退後は「アマチュア野球に興味がある」 (4ページ目)

  • 原山裕平●取材・文 text by Harayama Yuhei
  • photo by Jiji Photo

── 将来的な方向性を考えるのはこれからとして、直近の目標はありますか?

「今は特にないですね(笑)。できれば、いろんな仕事で忙しいほうがいいです。引退して、慣れない生活を送っているので疲れることもありますけど、日々新鮮なので楽しいんですよ。

 もちろん選手としてやるべきことはありますけど、NPBでやっていた時よりも時間はあると思いますので、いろんなスポーツを見たいですね。野球はもちろん、サッカーも好きだし、ラグビーも、相撲も好きなので、いろんなところに行って、いろんな競技を見てみたい思いがあります。

 これまで自分がやってきた活動もあるし、求められるのはありがたいことなので、そこもできるかぎり、やり続けられればと思っています。いろんな方向から、いろんなことを経験するなかで、最終的に何をするかを決められればと思っています」


【profile】
内川聖一(うちかわ・せいいち)
1982年8月4日生まれ、大分県大分市出身。2000年ドラフト1位で大分工高から横浜ベイスターズに入団。10年間プレーしたのち、2011年に福岡ソフトバンクホークスにFA移籍する。2008年、2011年と両リーグで首位打者に輝くなど、球界を代表する稀代のアベレージヒッター。2018年にNPB史上51人目の通算2000安打を達成。2020年から東京ヤクルトスワローズで2年間プレーしたのち、2023年より独立リーグの大分B-リングスへの加入を発表する。185cm、93kg。右投右打。

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