完全試合、三冠王、2ケタ勝利&2ケタ本塁打...快挙だらけの2022年「野球界10大ニュース」 (4ページ目)
ヤクルトを下し、26年ぶりに日本一を達成したオリックスこの記事に関連する写真を見る
【オリックス、26年ぶり日本一】
昨年に続き、マジック点灯なしでパ・リーグ連覇を果たしたオリックスは、CS(クライマックス・シリーズ)にも勝利。昨年と同カードとなった日本シリーズでも4勝2敗1分でヤクルトを下し、26年ぶりの日本一に輝いた。
6戦中5試合が1点差ゲームという接戦の応酬で"神回"と呼ばれた前年に続き、今年の日本シリーズも熱かった。
ヤクルトの先勝で迎えた第2戦は、オリックスの3点リードで9回に突入したが、この回から登板の阿部翔太が、ヤクルトの内山壮真に同点3ランを浴びる。延長3イニングは両チーム無得点に終わり、両軍8投手ずつマウンドに送り込んだ熱戦は引き分けとなった。
ヤクルト2勝、オリックス1勝で迎えた第5戦では、1点を追うオリックスが9回にヤクルト守護神のスコット・マクガフの悪送球で同点とし、二死後、吉田正尚の2ラン本塁打でサヨナラ勝ちした。
これで戦績は2勝2敗1分けで並び、2013年の楽天−巨人以来となる第7戦開催が確定。さらに第2戦の引き分けがあったため、1986年の西武−広島で一度だけ行なわれた「日本シリーズ第8戦」実現の可能性も生まれた。
最終的には6、7戦をオリックスが連勝し、4勝2敗1分けで昨年の雪辱を果たし、第8戦は幻に終わったが、ヤクルトが5点を追う第7戦の8回に、村上宗隆のタイムリー、オスナの3ラン本塁打で1点差に詰め寄るなど、今年も激戦続きでファンを楽しませた。
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