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完全試合、三冠王、2ケタ勝利&2ケタ本塁打...快挙だらけの2022年「野球界10大ニュース」 (2ページ目)

  • 紙井昇●文 text by Kamii Noboru
  • photo by Sankei Visual

史上最年少で三冠王を達成したヤクルト・村上宗隆史上最年少で三冠王を達成したヤクルト・村上宗隆この記事に関連する写真を見る

【"村神様"が史上最年少で三冠王】

 惜しくも2年連続の日本一は逃したヤクルトだったが、若き大砲・村上宗隆は歴史に名を残すシーズンを過ごした。

 プロ5年目の今年は開幕から好調をキープし、6月に打率.410、14本塁打、35打点で月間MVPを受賞。打率.312、リーグトップの33本塁打、89打点で前半を折り返すと、後半戦も7月31日の阪神戦から8月2日の中日戦に渡って、日本プロ野球史上初となる5打席連続本塁打を放つなど、勢いそのままに打ち続けた。

 8月11日の広島戦でシーズン40号本塁打に到達し、9月2日の中日戦で、こちらも史上最年少での達成となるシーズン50号を記録した。日本人選手の50号本塁打到達は2002年の松井秀喜(当時・巨人)以来、史上6人目だった。

 9月13日の巨人戦では、54、55号を連発。王貞治(巨人)が樹立した日本人登録選手のプロ野球シーズン最多タイ記録に並んだ。

 55号到達後は他球団の厳しいマークと不調が重なり苦しんだが、10月3日、シーズン公式戦最終戦となったDeNA戦の最終打席で、ライトスタンドに本塁打を叩き込み、日本人登録選手のシーズン最多新記録となる56号本塁打を達成。

 またグラウンド外でも、11月4日に発表された『2022ユーキャン新語・流行語大賞』に、今年を代表する現象、言葉として、メディア上で村上の活躍を紹介する際に用いられていた"村神様"がノミネート。12月1日の授賞式では年間大賞に選出される一幕もあった。

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