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ゴールデングラブ賞7回の名手・飯田哲也が「これぞプロ」「なんでこの打球が捕れるの」と唸った5人の名外野手 (4ページ目)

  • 水道博●文 text by Suido Hiroshi
  • photo by Sankei Visual

鈴木誠也(広島→カブス/ゴールデングラブ賞5回)

 鈴木誠也選手は、送球で走者をアウトにする「補殺」がシーズン最多というのが3度ありました。それに加え、二塁打コースをシングルヒットにしたり、本塁突入かと思われた走者を三塁で止めたりというシーンを何度も見ました。

 肩の強さはもちろんですが、捕ってからの早さ、送球の正確性を兼ね備えているからランナーを刺せるのです。

 決して「補殺が多い=強肩」ではありません。「塁を狙ってもアウトになる確率が高いので自重しよう」と走者に思わせる。イチロー選手や新庄剛志選手もそうでしたが、ランナーを走らせないのが真の強肩です。

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