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【プロ野球】ソフトバンクは西武相手に優位に立てるのか 攝津正が"天敵"髙橋光成や警戒すべきバッターを挙げた

  • 浜田哲男●取材・文 text by Hamada Tetsuo

 3年連続リーグ優勝を目指すソフトバンクは、直近の西武3連戦を制して単独首位に浮上した。ただし、シーズン通算では日本ハムに10勝1敗と大きく勝ち越している一方、西武には6勝8敗と依然として負け越している(7月2日時点。以下同)。ここまで分が悪い西武と後半戦をどう戦っていくべきか。ソフトバンクOBの攝津正氏に、直近の3連戦前に聞いた。

好調を維持している西武の髙橋光成 photo by Sankei Visual好調を維持している西武の髙橋光成 photo by Sankei Visualこの記事に関連する写真を見る

【好調な西武の先発陣】

――ソフトバンクが優勝を目指すうえで、西武とは今後も激しい戦いが続きそうですね。攝津さんは、開幕前の順位予想で西武を3位と高く評価されていました。

攝津正(以下:攝津) やはり先発ピッチャー陣がしっかりしていますからね。それと、近年苦労していた野手陣が整ってきました。長谷川信哉は交流戦で首位打者を獲得するなど覚醒の兆しを見せていましたし(左手有鉤骨骨折で7月2日に登録抹消。復帰まで1カ月半~2カ月の見込み)、新外国人のアレクサンダー・カナリオもいい働きをしています。

 今は数字が落ちてきましたが、平沢大河も一時期は打線を活性化していました。何よりも、開幕から出遅れていたタイラー・ネビンが戻ってきたあたりから、打線全体にギアが入った感じがします。

――先発ピッチャー陣は、今井達也投手(ヒューストン・アストロズ)が抜けた穴を感じさせません。

攝津 髙橋光成の状態がすごくいいですからね。特にソフトバンクはかなりやられています(対ソフトバンク4試合登板、4勝0敗、防御率0.56)。リリーフ陣には2年目の篠原響(19歳)や5年目の黒田将矢(22歳)らイキのいい若手が出てきていますし、開幕から交流戦終わりまでクローザーを務めたルーキーの岩城颯空(22歳)もいい。篠原はコントロールがよくて球が強いですし、新人ながらマウンドさばきが落ち着いています。

 ただ、若手はどうしても未知数な部分がありますし、西武の首脳陣も体力面は不安要素のひとつじゃないですか。今みたいに先発ピッチャーが長いイニングを投げるなど安定したピッチングを続けられれば、若いリリーフ陣の登板過多も防げますし、シーズン最後まで勢いで押しきっていく可能性も出てくるでしょう。

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著者プロフィール

  • 浜田哲男

    浜田哲男 (はまだ・てつお)

    千葉県出身。専修大学を卒業後、広告業界でのマーケティングプランナー・ライター業を経て独立。『ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)』の取材をはじめ、複数のスポーツ・エンタメ系メディアで企画・編集・執筆に携わる。『Sportiva(スポルティーバ)』で「野球人生を変えた名将の言動」を連載中。『カレーの世界史』(SBビジュアル新書)など幅広いジャンルでの編集協力も多数。

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