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広島のドラフト戦略のキーマンは3年目外野手⁉︎ 狙うは「右の大砲」か「将来のエース候補」か (3ページ目)

  • 安倍昌彦●文 text by Abe Masahiko
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

 投手が補強できれば、やはり「右の大砲」だ。時間をかけて育てるなら、三島南の前田銀治(外野手/右投右打)が面白い。182センチ、90キロの体躯から放たれる打球はパワーに溢れ、50mを6秒そこそこで走れる脚力も魅力十分。それ以上に光るのが、前田のアグレッシブなプレースタイルだ。いつも全力で振って、投げて、走って......前田のプレーにはチームを鼓舞させるような、数字では計れない価値がある。

「彼のプレーを見ていると、胸がスッとします。こういう選手がチームいたら、絶対に強くなる。育ててみたくなる選手ですね」

 あるスカウトが絶賛したように、鈴木誠也の後継者としては十分な逸材だと思うのだが......。

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