大島康徳の飾らない素顔。「運命の糸に逆らわずに乗っかった」高校生は偉大で気さくな野球人となった (4ページ目)
取材場所が変わったのはその後のことだった。新宿の高層ホテルからご自宅近くの喫茶店になった。雑談の内容が家の改装工事のことだったり、息子さんの進学や就職のことだったり、大島さんとの距離が文字どおり縮まった気がした。
10年間続いた連載が終了して以降、お会いする機会に恵まれず、年賀状のやり取りだけになっていた。もう新年の挨拶もできなくなったのは寂しい限りだが、今はただ感謝の念だけがある。大島さん、ありがとうございました。
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