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西武・高橋光成「5連勝で満足している余裕はないです」 (2ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Kyodo News

―― 高校時代以上にダイナミックさが増していますね。

高橋 そうですね、そこを武器にしていこうというのが、今のスタイルなので。今はそこを変えるつもりはないです。

―― 一軍デビュー戦は球界屈指の強打線・ソフトバンクを相手に敗戦投手になりました(8月2日/3回0/3、4失点)が、プロの打者はやはりすごかったですか?

高橋 やっぱりオーラといいますか......。テレビで見ていた選手と目の前で対戦しているというのは、ちょっと不思議な感じもあったんですけど、そこで投げられているということが良かったですね。あ、良かったというか......(長い沈黙の後、微笑を浮かべる)。

―― では、「この選手はすごい」と感じた打者はいますか?

高橋 全員です(笑)。

―― プロ初奪三振を李大浩選手から取りましたが、次の登板(8月16日)では外角の難しいボールをライトスタンドに放り込まれましたね。

高橋 あれはビックリしました......。衝撃的でしたね。いいコースに行ったと思ったんですけど、あれは本当にビックリしましたね。「あそこを打つか」と。ホームランの映像を見ても、そんなに甘くないコースでした。でもやっぱり、そこでバットを押し込める強さを求めていきたいです。

―― 高橋投手にとっての「理想のストレート」のイメージはあるんですか?

高橋 「わかっていてもとらえられない」というボールを目指したいですね。僕の真っすぐはどちらかというと空振りが取れるタイプではないので、わかっていてもファウルを打たせてカウントを取って追い込んで、三振や内野ゴロを取る。わかっていてもとらえられないストレートが理想です。

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