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西武・高橋光成「5連勝で満足している余裕はないです」 (4ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Kyodo News

―― 西武のスカウト陣も、指先感覚の良さを高く評価していたようですね。変化球については自分でも自信がありましたか?

高橋 変化球……。ヘンな言い方ですけど、高校の時はわりと変化球投手というか、技巧派みたいな感じだったので。崩れることがあっても、変化球でゲームはつくれていたのかなぁと思うんです。でもやっぱり変化球もキレがまだ足りないので、そういったところも余裕があったら見つめ直して、やっていきたいとは思います。

―― まずは変化球の前にダイナミックさを追求していくということですね。

高橋 そうですね。やっぱり、真っすぐが良くないと変化球もダメなので。第一は真っすぐですね。それは大切にしていきたいです。

―― あとフォームは、プロに入ってから足の上げ方を少し変えましたよね?

高橋 フォークですか?

―― いえ、「フォーム」です。

高橋 フォーム……。

―― 足を上げる高さとか、リズムが高校時代と変わっているように見えます。

高橋 ちょっと変わったと思うんですけど……、昔の投げ方がちょっと、思い出せないです。

―― 意識しないなかで、自然と今のフォームになっている?

高橋 そうですね。今は、あのリズムがすごくいいので、あれでやっています。

―― プロ1年目で5連勝して、月間MVPも獲りました。自身としては、満足なのか、それとも……。

高橋 これで満足したら終わりなので(笑)。満足はないですし、シーズンもまだ終わってないですし、やっぱりやるべきことはたくさんあるので。満足している余裕がないです。

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